事業承継は、後継者がいかに会社の社員に受け入れられるかもポイントであります。
下記のようなことで失敗することがあります。
先代経営者の後継者に対する遠慮
先代経営者は、後継者は自分に気を遣うだろし、後継者と異なる指示をだして、現場を混乱させるのもよくないだろうから、後継者がやりにくくなると考え、現場にいくことを遠慮していましたが、こうした配慮が逆に後継者にとって、現場社員との適切な関係がつくれない原因となることがあります。
特に、日本の中小企業の現場にはたたきあげの優秀な社員がそろっていることが多く、長年の仕事の経験から他を寄せ付けないほどの大きな自信をもっています。
後継者が現場の理解を得るよりも先に、自分なりの采配をふるおうとして、空振りにおわってしまうことも充分にありえます。
先代経営者が現場にいかないことにより、後継者が現場社員との関係づくりをすべて自分の努力だけで構築しなければいけない状態にしてしまうこともあります。
先代経営者は、後継者と現場社員との関係構築にアシストすることも配慮しなければなりません。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。