製品の製造原価は、製品の製造に直接かける直接費（どの製品製造したか直接的にわかるもの）と、何かの基準で配分する間接費（どの製品の生産に直接的にかかわったかは把握できない）に分けなければいけません。
製品の現場で働く人は。機械工・組立工など直接的な作業をする「直接工」と、生産現場の清掃等の直接的な作業にかかわらない「間接工」に分けられます。
直接工といえども、員無時間中ずっと製品の製造に携わっているわけでもなく、休み時間もあれば。製品製造以外の作業をしている時間もあるでしょう。
直接工から製品を製造している時間だけをとりだします。
つまり、製品製造に直接携わった時間のみを取り出せるようにして、この直接作業時間に賃率（時間当たりの賃金）を乗じて直接労務費を集計します。
直接作業に携わらない間接作業時間も同様に集計します。
こうすることによって、製品毎の直接賃金を生産量と比較すれば、製品1個あたり生産する直接人件費を把握できます。
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