企業家に向く精神を持ち、さらに自分のおこした事業を伸ばすための資質をもたないと、その企業家に率いられた企業は伸びないし、強い事業体にもならないでしょう。
事業を起こす起業家と、事業を伸ばす企業家とは異なります。
ここでは、１つのある重要な資質について記載します。
リスクをおそれない能力
家業家社長、あるいはサラリーマン社長は特にリスクを恐れる人が多いです。
悪く言えば、事なかれ主義です。
何かをすると問題が発生するので、これを避けるためにやらない人が多いです。
巨大企業になると、減点主義ですから、何か失敗を起こさなければ、適当な形で偉くなっていきます。
したがって、できるだけ減点にならないようにリスクに挑戦しません。
それゆえ、できるだけ失敗しないように考えるので、リスクに挑戦しません。
できるだけ堅実に歩く、サラリーマン社会にとっては、きわめて結構な能力ですけれども、企業家としては落第です。
そういう方は、あたらしいベンチャービジネスの社長になると、間違いなく、失敗するでしょう。
新しいビジネス始めるにあたり、成功の可能性、失敗の可能性を分析、準備せずに新しいビジネスに挑戦するのが、企業家といっているのではありません。
もちろん、事前の分析、準備をしっかり行う必要があることはいうまでもありません。
ただ、ベンチャービジネスにリスクゼロあるいはそれに近いということはおとんどないでしょう。
リスクに挑戦する、失敗しても、ピンチにはなるが、立ち直ることができるということを前提に、リスクを踏まえて挑戦することです。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
