吉永公認会計士・税理士事務所
大阪市北区豊崎3-20-9 三栄ビル8階801A号室

今日のワンポイント
One Point

HOME > 今日のワンポイント > 棚卸は何のためにするのか。税金への影響等


トピックス


トピックス

棚卸は何のためにするのか。税金への影響等

2021年8月30日

みなさんは、在庫処分セールとか、今日は棚卸のために臨時休業しますとかいうのを聞いたことがあるかと思います。
なぜ、棚卸をするのでしょうか?
そんなに重要なこと、どのような意味があるのか、また、多額にあると税金が多くなるのか、少なければ税金が多くなるのか、普通仕入をすれば、帳簿に記載され、売上も帳簿に記載します。

商売を始めたとします。
100万円分を仕入、150万円分の売上があったとします。売れ残った在庫が仕入値で20万円ありました。
これは、店の人が実地に棚卸をしたから判明しました。
そうすると、粗利は50万円でしょうか。仕入100万円のうち20万円が残ったものですから80万円が売れたことになります。
この80万円を150万円の売上から差し引いて、粗利益は70万円ということになります。
在庫が50万円なら仕入100万円ー50万円=50万円分が売れたことになり、売上総利益は、150万円ー50万円=100万円ということになります。

単純にいいますと、在庫が多ければ、それだけ利益が多く計上されますので、税金も高いということになります。
決算日、ぎりぎりに仕入れても、在庫が残れば、経費(損金)になりません。
仕入して。支払増えるが。税金は減らない、つまり、資金繰りが悪化します
これが、在庫(棚卸資産)が重要といわれる理由です。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。