製造業や流通業の業務改革プロジェクト等で、在庫削減がテーマになることが多々あります。
下記の点について検討しておく必要があります。
①顧客リードタイムに間に合わせること
顧客が求める納期が、自社で生産するリードタイムによりも短い場合、要求にあわせるために「製品」「半製品」「原材料」の形で持っておく必要があります。
②工程間の相互干渉を減らすこと
工程間で機械能力等に差がある場合、能力の大きい工程のあとに在庫が発生します。
③生産の平準化
④需要変動に備えること
景気の変動や季節によって需要量にバラツキがある場合、欠品が発生しないように需要変動に備えて愛顧をもつ
⑤まとめ買い、まとめ生産
原材料や部品の発注をできるだけ安価に抑えるため、一定量のロット単位で購入すします。
同時に生産量も一定のロットで行う方が低原価になります。
⑥輸送中。荷役中
輸送や荷役に要する期間は販売にならないため在庫となります。
特に欧米等の船便による輸出では数十日を要するのでこの期間は在庫となります。
⑦欠品防止の安全在庫
欠品による販売機会逃さないために、需要予測より多めに生産しておきます。
生産面においても、緊急注文や生産トラブルに備えて、在庫を余分目に確保しておきます。
⑧使い残し・売れ残り
必要でないものの、発注ミスや予測ミスなどで残ってしまった在庫、将来にわたっても利用見込みのない在庫を「デッドストック」といい、速やかな処置、処分が必要となります。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。