在庫を保有している企業は、少なくても年に一度は、在庫の数量が実際にどのくらいあるのかを確かめるために実地棚卸を行います。
昨今は、ＥＲＰ等の生産管理システムにおいて原価管理もしくは在庫管理のサブシステムとして付加されている場合が多いようです。
ただ、気になるのは、原価計算、原価管理を意識したシステムになっているかということであります。
したがって、ＥＲＰ等生産管理システムに期末実地棚卸システムが含まれていることがわかれば。下記の5点について原価管理、原価計算（特に標準原価システム）との関係において、どのようなシステムになっているか確認が必要です。
➀棚卸実施部門と原価部門との関係
②在庫評価単価と標準単価（標準原価計算の場合）との関係
③仕掛品在庫の棚卸単位（数量 重量等）と在庫評価方法
④期末実地棚卸関連アウトプット帳票の種類と内容
⑤品目別棚卸差異の最終処理（棚卸後のデータ更新処理）の方法と棚卸減耗損（帳簿上のあるべき数量よ実際にカウントした時の数量の差異）の計上
皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
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