製造原価の直接費と間接費の分類は、原価計算に特有なもので、わかりにくいものであるかもしれません。
製品との関連で、どの製品の原価と直接的にわかるものが「直接費」、直接的にわからないのが「間接費」であります。
間接費に分類される原価は、けっこういろいろあります。材料費では、主要材料費と買入部品費以外の全て、労務費は、製品を作る人が直接製品を作るために費やした分の「直接賃金」以外はすべて、経費でも、外注加工費以外の全てが間接費であります。
間接費は原価計算上どうするか、大きな課題になります。そのままでは、製品以外の原価が計算できないからです。
直接費はそのまま製品原価に集計できて、完成した製品の数で割れば1個当たりも計算できます。
しかし、間接費は製品原価に直接的に集計できません。
とはいえ、製造原価である以上、どの製品にいくらと決める必要があります。
その轍続きを、「間接費の配賦」といいます。
その配賦方法については、来月にでも記載いたします。
皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
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