原価計算は複雑なので、できればやらずに済ませたいと考えることは少なくないです。
しかし、原価計算を行わず、原価がわからななかったら、いったいどうなるでしょう・・・
まずは、販売部門で製品の売価が決められませんそもそも、販売するのにいくらかかるかわからなければ、いくらで売るか、売価が決められません。
一方、経理部門は、期末になっても月次決算ができません。在庫の金額が原価計算で求められるからです。在庫の金額がわからなければ、貸借対照表、損益計算書が作成できないからです。
製造部門では、発生費用、つまりコストの管理ができなくなります。コストダウンどころか、なりゆきで資金を使って、製品を作るしかなくなるでしょう。
会社として、予算を立てたり、予算にそって、仕事を・進めることが無理になります。そんな状態では、経営者が経営計画を考えるなど、とても不可能であります。
原価計算がないと、膾炙の製造・販売・経営等の活動は、すべて止まってしまいます。
つまり、原価計算は、①決算書の作成、②販売価格の決定、③原価(コスト)の把握、④予算の編成・統制、⑤経営計画の策定 の目的で行われています。
皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
コスト低減行うために原価管理の仕組み構築へ お任せください。