企業の事業承継を行ったが、数年後に財務問題によって経営破綻してしまうケースが時折あります。
後継者に対して経営者としての指導やノウハウの引継ぎといえる対策はほとんど行われていないことが原因であることはいうまでもありません。
後継者の経営が財務破綻に至る主な要因は、後継者が財務問題に対するノウハウを学んでいないし、教えられていないということが想定されます。
そもそも、この問題に対する重要性の認識をもつこと自体が難しいという側面があります。
また、財務問題に対する自社の今までのやり方が我流であるからという理由で、先代社長のノウハウが後継者に教えられていないことも多くあります。
こうした状況下で、財務問題が表面化してしまうと、後継者は財務問題に初めて直面することになってしまいます。
初めての問題に直面し、戸惑う中で、適切な相談相手も見つからず、時間を区切られ、当事者能力失い、あれよあれよという間に会社が倒産することが少なくありません。
先代社長は、資金繰りなどの財務問題について、時には金融機関と丁々発止をやりながら会社を守ってきたという経緯があります。
このようなノウハウは例え我流であっても後継者にとっては貴重なノウハウです。
後継者が初めて直面してしまうことのないよう、財務問題ノウハウを後継者に適切に引き継ぐ必要があります。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。