創業しました。今のところ、当面の資金繰りは困らないが、後々に備えて、どこかのタイミングで資金を借りたいと考える場合、融資を一番確実に受けられるのは、会社設立直後であります。なぜなら、会社設立直後ならば、実際の会社の実績がないからです。
普通、融資を受ける場合には、「１.現状はこうなっています 。２.将来の見込みは、こうなります。３.返済できます。４、だから資金を貸してください。」というステップで銀行を説得します。このとき、「現状」と「将来の見込み」の間に乖離があると、資金を借りにくくなります。実際に資金借入の話をしに言っても、「単なるあんたの思いこみでしょ！」とか言われて終わりです。
ところが、創業直後だと「現状」がわからないので、次のようなステップになります。「１.創業直後ですから実績はありません。２.でも、こんな夢を描いています。３．なんとなく、返済できると思いません？ ４．だから貸してください。」このように、現実を見ないでも、もっともらしい将来の夢だけ語っていればいいわけです。悪い現実ができてしまうくらいなら、現実がないうちに借りましょう、ということです。
融資を受けたい、と思いましたら、急いで、日本政策金融公庫（昔の国民生活金融公庫です）や、地方自治体、あるいは、信用保証協会に駆け込みましょう。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるのか等のご質問については、お気軽に当事務所まで、お問い合わせください。ご相談させていただきます。
吉永公認会計士・税理士事務所の税務顧問サービスにお任せください。
資金調達のご支援は当事務所にお任せください。
