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月次決算を早期化する目的、手順

2010年6月29日

企業を経営していくにあたり、経営状況がどのようになっているかを、適時に、迅速に把握し、今後の経営のかじ取りをどのようにするかの判断材料にならなければいけません。また、年度の決算予測の判断に資するものでなければいけません。この点を、真に理解し、月次決算をされている方は、中小企業、ベンチャー企業では、ほとんどみたことがありません。

経営のかじ取りに資して、年度決算の役に立つ、月次決算とは、1円単位の正確なものでなくてもかまいません。仮に、利益の金額が1万円誤って月次決算を行ったとしても、経営判断がこれにより誤ることはありません。少しぐらい、誤っていても、迅速にすることが重要です。ぞれゆえ、まだ、相手先に対する請求金額未確定なため、月次決算ができないとかいう話もよく聞きます。このような場合は、予想金額で会計処理し、実際金額との差額は、小さい金額でしょうから、経営判断に影響を与えませんから。翌月に修正すれば足ります。

また、年度決算の予測に資するものでなければなりません。それゆえ、決算時にのみ会計処理している項目についても、月次で負担すべき金額を予想し、1/12ずつ、毎月計上することが適切です。たとれば、減価償却費は代表的なものであります。これは、一般的に金額は多額であり、これを、月次決算にいれずに、年度決算時にまとめて、計上すると、いままでの月次決算が大きく変わることがあります。このようなものは、月次決算に盛り込み、年度決算の予測に役立つようにしなければいけません。

迅速に月次決算を行うこと、できれば、締め日から1週間ぐらいで、経営判断の資する月次決算を完成させることが望まれます。よく、締めてから1カ月ぐらい月次決算完成するのに時間を要する場合ありますが、これでは、かなりの期間経過しており、経営のかじ取りに使うには、タイミング遅すぎます。そのためには、コンピュータシステムも含めた月次決算の方法、体制をも見直す必要がある場合が多いです。よくあるのが、仕入等で相手の請求書の到着遅いから、月次決算できないという話聞きます、請求書をベースにしては、月次決算の迅速化はできません。納入の都度、、納品書で仕入計上する必要があります。

皆様、いかがですか。月次決算の目的を理解し、経営に役立たせることは必須です。月次決算が遅いと、経営判断のタイミングを逸するかもしれません。疑問点等ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。

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