日本経済を外需主導から、内需主導に転換しなければならないとう。では、外需とはどういったものでしょうか。
①一般的に、輸出=外需とみられていることが多々あります。正確にいいますと、この2つの語彙の意味は異なります。経済成長を内需と外需に分けるときの外需とは、「輸出ー輸入」であり、輸出ではない。 ②外需の寄与度が高いということは、輸出にリードされた経済成長であり、内需の寄与度が高いことが、内需がリードする経済成長だと考えている人がいますが、これも違います。外需とは、「輸出ー輸入」であることから、輸出が増えて内需があまりない場合であっても、輸入が輸出と同じように増えれば、外需の寄与度はゼロとなり、一見「完全内需指導型の経済」になる。同様に、輸出が増えなくても輸入が減少すると外需の寄与度が高くなるので、一見、輸出主導型の経済になってしまう。 ③一般的に内需にリードされた経済成長を実現するために、輸出に力をいれず、内需拡大に力をいれるべきという考えも誤りである。1956年から70年代の平均経済成長率は9.6%である。内需寄与度9.9% 外需寄与度―0.2%であったが、輸出は平均14.6%伸びている。これは、輸入が15.4%と大きく伸びているからである。高度成長期は輸出が増えて、所得拡大、内需拡大し、、輸入が増加したものである。 輸出、輸入、内需の3つがすべて増加したのである。
輸出、輸入、内需の3つがすべて増加して、内需主導型の経済成長をもたらすのではないだろうか。輸出と内需は相互にリンクしているのではないだろうかと思えますが。みなさんどのように思われますか・・・
一般的に、内需を喚起するビジネスが有望で、輸出依存のビジネスは厳しいと思われるかもしれませんが、上記のようなl仕組みで経済成長していきますことを勘案しますと、輸出型ビジネスも有効であります。それゆえ、経営計画策定の際には、このようなマクロの経済の仕組みをも勘案して立案していく必要があります。経済環境の分析を誤ると、ビジネス展開、ビジネス展開をどう行っていくかという経営計画の策定にも影響を与えます。当事務所は、例えば、このような外部の経済環境にも留意して経営計画策定支援をもおこないます、不明点ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。