上場企業のい役員構成には、事実上、社外取締役、社外監査役を就任させなければならないということになっています。
社外取締役、社外監査役とは、簡単にいえば、当該会社(関係会社含む)の出身ではない取締役、監査役のことであります。
社外取締役、社外監査役に求められている役割は、健全な会社運営に資すること、監督することであります。
例えば、東芝事件のような不祥事を防ぐことであります。
上場企業の機関投資家が求めているのは、2人以上の社外取締役の選任であります。
社外取締役、社外監査役はどのような人が適任でしょうか。
会社の経営、経営管理、決算書よみとれる会計能力、会社経営に関する法務に精通している人であります。
では、このような能力のある人をどのようにしてみつけるかが重要です。
6月4日付の新聞によれば、デサントは、社外取締役候補者を探すのに苦労したという記事があります。
私は、社外取締役、社外監査役には公認会計士が最も適切であると言えるのではないかと考えます。
公認会計士は、様々な業界、規模の会社の経営、経営管理、会計、企業法務に関与しており、様々なノウハウがあります。
自社内だと、自社の論理で意思決定し進みがちですが、適切な社外取締役、社外監査役を選任すると、他社のありかたを踏まえた意見がでて、あるべき会社経営に活かすことができます。
社外取締役、社外監査役が機能すれば、東芝の企業不祥事は防げたのではないかと考えられます。
皆様いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。