日本の上場企業のほちんどは、3月決算であります。
それゆえ、3月決算の他の企業との比較容易性、株主総会対策から3月決算に変更しようか悩まれる企業もあります。
業種、貴社の置かれている状況に照らして、個々に判断すべきものであります。
株式上場審査においては、予算でしめした業績が達成できるかがチェックされます。
予算で示した業績は達成できないと、上場後に業績予想で示した業績数値を達成できず、業績予想の下方修正となり、投資家に期待に応えられなくなるということを審査側の証券会社は回避したい意向があります。
それゆえ、株式上場審査過程では、株式上場申請時期の業績動向を予算と対比しながらチェックしていきます。
年間予算通りの利益の大部分は、季節性等から決算期間の下期あるいは直前ぎりぎりの時期に稼ぐものあるという場合は、株式上場審査においては、下期あるいは直前ぎりぎりまで見ましょうとなります。
一方、利益の半分以上を、決算期化の上半期で稼ぐ場合は。上半期が終了しかけ、あるいは終わった時点で業瀬動向については、審査合格となり、株式上場が前者より早く承認され、株式上場が達成できることもあります。
それゆえ、決算期は必ずしも3月にこだわる必要はなく、各企業の業績の季節性をも勘案して決定していくことも検討する必要があります。
皆様いかがでしょうか。当事務所はベンチャーキャピタル出身の公認会計士・税理士であります。
株式上場に関する経験が豊富であります。
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