幼少期から大切に育てられてきた今の若者たちには、昔ながらの現場たたきあげで、経営者の修行をさせることが理解されず、受けいれてもらえないことも少なくありません。
先代からの厳しい指導などによって、事業承継が挫折しているケースもあります。
ある会社では、当初は長男を後継者候補としましたが、現場の厳しさについていけず、挫折し、次は次男を後継者候補にしたものの、同様の理由で、次男も挫折し、結局三男を後継者にするということで事業承継を成立させることができました。
しかし、この兄弟間に根深い確執の原因をつくることになってしまいました。
事業承継前後のころ、後継者として当事者意識をもてないのは、経営というものが、まだよくわかっていないからで、自信がもてず、精神的基盤が固まっていない段階では、それでも当然として受け止めるぐらいがちょうどいいかもしれません。
「やる気がないならやめてしまえ」」等いうと、本当にやめてしまうような時代になっていますので、意識しておかれるのがよいでしょう。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。