資金繰りに窮し、経営改善計画を策定し、バンクミーティングを経て、取引金融機関の金融支援が決定すると、3年程度のモニタリングがはじまります。
この期間は、3か6か月ごとに経営改善計画の進捗チェックが行われます。
注意すべきことは、経営改善計画に対しての進捗度は、最低80%をキープしなければなりません。
80%キープできないと、計画自体の見直しという議論になりかねません。
金融支援を決めた金融機関のスタンスは、返済猶予する限りは無理をせず、現実的な計画に沿った着実なキャッシュフローの改善をしてほしいので、その可能性がある限りリスケの継続は認めるでしょう。
金融機関は、リスケを卒業しても、再度、リスケ状態に戻ってしまうことを嫌がります。
経営改善計画には、改善に向けてのスケジュールを記載しますが、計画通りいかなかったとしても、経営者は危機意識をもって、改善に取り組んでいる姿勢をみせる必要があります。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。