株式上場審査において、「企業内容、リスク情報の開示の適切性」(マザーズ市場)ができる体制か否か審査されます。(市場によって、表現方法異なります。)
業績予想も、そのひとつです。
公表した業績予想値が達成できるか否か、判断していく指標で大きな影響与えるものが、月次での予算と実績の対比分析です。
公表予想値達成するために、月次決算で予算達成状況がどうなのか、判断していくものであります。
年度予算達成が困難であるなら、業績予想の修正を開示しなくてはいけません。
予算と実績の対比のみならず、分析、対策を立案できないと、年間業績予想値が達成できるかどうか否か判断できません。
それゆえ、ここは、株式上場審査でも重要視されるポイントです。
当初公表した年間業績予想値達成できないとならば、適時に公表する必要があることから、予算と実績の対比分析は速やかに行うことも求められます。
単に、月次決算数値が月次予算未達であっても、今後の対策によって達成する目途があり、年間業績予想値の達成が可能であるなら、業績予想値の下方修正開示は不要です。
それゆえ、分析のみならず、対策立案し、その効果がどのように見込めるかをも踏まえることが必要であり、これが、予算管理の意義をなすものでもあります。
これは、コンピュータシステム構築含めて、運用定着まで時間のかかるものであり、早期に準備していく必要があります。
皆様いかがでしょうか。当事務所はベンチャーキャピタル出身の公認会計士・税理士であります。
株式上場に関する経験が豊富であります。
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