事業承継、普通の親子であるならあった後継者教育やコミュニケ―ションの蓄積がない以上、その差を埋める努力を譲る側、譲られる側双方に求められます。
今回は、譲られる側に求められることを記載します。
①社長が何を考えているかわからないなどとのような、寝ぼけたことをいってはいけません。
継ぐ覚悟があるのなら、自ら話しかけて、社長の心情を知り、ギャップを埋める努力を行う必要があるでしょう。
徹底的に話をし、社長と一心同体といえるほどの関係を構築していってほしいものです。
②「自分に都合の悪いことに耳をふさいでいないか」という問いかけを自分自身に行う必要があるでしょう。
実は、社長から具体的なメッセージを投げかけられていることもあります。
それに気づかないか、無意識のうちに無視している可能性があります。
日頃の社長の言動をじっくりと振り返り、わが身の改めるべき点を改めていくような意識が必要です。
③「社長にご子息がいれば自分が継ぐことはなかった。自分には他に生きる道があった」などという気持ちがあるなら、きれいさっぱり捨てることです。
その心根こそもつべきものではありません。
悲劇の主人公を気取って、戻れはしない過去を捨てられず、未練ある人間にまともな経営はできるはずはないでしょう。
後継者としての道を選ぶのではなく、他の道や未練を捨てさることが大切であります。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。