事業承継において、後継者が従業員との人間関係のことで悩むことがあります。
後継者の中には、「自分の性格は社長に向いていない」と思いこみ、自分が経営者に向いていないと考える人がいます。
リーダーに向いている人は、もともとカリスマ性を持っている人や、人前で立派なスピーチができる人などと考えているようです。
しかし、実際に、リーダーシップが機能している事業者では、立派なスピーチなどの前に、社長は従業員それぞれとの1対1の人間関係づくりを重視しているケースが多いのが実情です。
あるアイドルグループのリーダーも「ひとりひとり」のメンバーとの関係性をつくったていったとある著書に記載されています。
カリスマ性があるだとか、性格が向いているかではなく、自分自身の努力で関係性をつくっていったことがリーダーシップの礎になったということです。
役員、幹部社員との1対1の関係性をつくるということであれば、コミュニケーションを苦手とする後継者もなんとか努力できるのではないでしょうか。
後継者が自分の努力次第で、先代社長が築いてきた組織の関係性を引き継ぐことができることを意味しています。
自分より実務経験が豊富で恐れ多い先輩社員たちではありますが、そうした先輩社員とも「ひとりひとり」との関係性を大切にしていけばリーダーシップの基礎がつくれます。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。