DES(デッド・エクイティ・スワップ)とは、会社の債務を会社の資本へ交換する取引をいいます。
DESは。財務体質が脆弱な会社の再生の一手法として、債権放棄などと同様に、広く利用されています。
会社のオーナー社長等からの借入金について、DESを実行すると、同族オーナー役員からすれば、貸付金が会社の株式に転換することになります。
相続税法では、貸付債権は、原則として、実際に貸しだした金額(1億であれば1億円で評価)しますが、非上場株式は、時価純資産価額等を用いて評価することになります。
その株式の発行法人である会社の財務内容がよくない、まして債務超過であれば、株価はほとんど評価されません。
つまり、DESの実行により、その同族オーナー役員の相続財産の評価額が切り下げできることにより、相続税負担が減少し、事業承継の一助になります。
株式の発行法人の新たに発行する株式の時価が、貸付債権額より低いと、債務免除益が発生し、その金額が繰越欠損金より多いと、法人課税が発生する可能性ありますので、ご留意ください。
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