株式上場審査書類は、業界・マーケットに関するマクロ的分析(外部環境分析)と申請会社やそのグループに属するミクロ的分析(内部環境分析)を、事業、製・商品の特徴のような文章による定性的情報と販売先・仕入先一覧表のような数表の情報の組み合わせによって記載する構成になっています。
したがって、これらが整合性をもって記載されている必要があります。
例えば、その属する業界の市場成長率が1%の状況下で申請会社の利益計画において、対前年比20%の売上高の伸びを策定している場合、市場以上に成長する理由を上場審査書類から読み取ろうと審査担当者は努力します。
なお、読み取れない場合は、質問事項として聴取することになりますので、審査手続き円滑化の観点から上場審査書類の定性的、定量的情報において論理的に整合性のある説明を記載しておく必要があります。
上場審査書類に使用する業界や会社に関する特有(固有)の専門用語が多い場合、五十音順の用語解説集を作成し、別添することが読み手の理解を促進させるために役立つ方法であります。
読み手は、業界の専門家ではありません。
専門用語多くて、わかりにくければ、審査に悪影響を及ぼすこともありえます。
目論見書の中に五十音順の用語解説一覧表を綴りこんである会社もあります。
皆様いかがでしょうか。当事務所はベンチャーキャピタル出身の公認会計士・税理士であります。
株式上場に関する経験が豊富であります。
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