事業承継の場面において、ご子息が後継者になりたがらない理由として、下記のようなことがいわれています。
①地元の中小企業で働くよりも、一流企業で自分自身の道を切り開いていきたい
②自分より年上の社員もいて、現場社員との関係づくりが面倒である。
③経営者という職業が、すごく難しい職業であるというイメージがある。
④経営に失敗すると、自分も破産する可能性がある。
日本は世界一の長寿企業大国であり、そのほぼすべてがファミリービジネス(同族企業)であります。
ファミリービジネスならではの経営思想は日本経済の強さであるという人もいます。
ファミリービジネスがもつ無形の社会的価値についても目を向ける魅力があるでしょう。
経営者の仕事は、自分で自分の能力を使う仕事です。
会社が出した成果は社長自身の評価につながります。
自己実現という意味では、人生で最も多くの時間を使う仕事の世界で自己実現を図ることができます。
事業承継は先代社長にとってゴールですが、後継者にとってはスタートであります。
経営者として必要な力量を身につけたあとは、それによって何を実現したいと思うのか、将来のビジョンを考え、それを実現していくという、経営者という職業本来の醍醐味を味わうことができます。
日本のファミリービジネスの後継者にとって、新たな時代を切り開いていくときがくる、大きな充実感、達成感をえることができるのも魅力といえるでしょう。
皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等のご質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。