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原価管理・・標準原価計算精度に必要な標準単価をどう設定するか

2014年9月18日

製造業において、製造費用は多額となることは一般的です。
これを、管理し削減するために、製造原価算定のための手法として、標準原価計算といわれるものを導入することがあります。
これは、あるべき原価、標準原価といわれるものを定め、実際の原価と比較する手法です。
標準原価は、材料等のあるべき購入単価とあるべき使用数量から定めます。

そのあるべき、標準単価をどのように最初は定めるべきか、科学的根拠をもってさだめることは困難です。
それゆえ、一般的には、過去数か月の一切の平均購入単価や決算期末直近の最終での仕入単価に決定することが多いです。
実際は、手間かけずに決められる最終の仕入単価を標準単価として決定することが、実務上は多いです

ただ、この場合に注意すべきことは、最終の仕入単価は、試作用製造するための単価であって、本格生産するために、大量購入する場合は、購入単価は下がるような場合は、目標としての標準単価とすることは不合理であります。
このようなことを意識せずに、最終の仕入単価を機械的に標準単価とすることは、原価管理するための標準単価としては不適切であるのは明らかであります。
それゆえ、標準単価の設定は、機械的に行わずに、状況判断をしながら行うことが必要です。

皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
原価管理の疑問点、不明点等ございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。 

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