吉永公認会計士・税理士事務所
大阪市北区豊崎3-20-9 三栄ビル8階801A号室

今日のワンポイント
One Point

HOME > 今日のワンポイント > 資金調達・・金融機関は融資に当たり、貸借対照表より損益計算書をを重視?


トピックス


トピックス

資金調達・・金融機関は融資に当たり、貸借対照表より損益計算書をを重視?

2013年5月2日

金融機関の融資にあたり、貸借対照表より損益計算書を重視するといわれています。つまり、財政状態より経営成績重視といわれていますが、本当にそうなのでしょうか。

銀行が融資を出すときは、融資資金が確実に回収できるかを重視、つまり安全性を重視します。
つまり、金融機関は、一定金額以上の資産があれば安心します。資産があるかどうかは、貸借対照表を見れば把握できますので、金融機関が貸借対照表を軽視することはありません。
ここで、金融機関が貸借対照表を無視できない理由を、融資と投資との比較で考えてみます。
・投資の場合 投資対象が成功する ⇒ 大きな配当を受け取る、元本も回収可能
                 失敗する ⇒ 投資金額を失う、つまり元本は失われる 
・融資の場合 融資対象が成功する ⇒ 金利を受け取る、元本も回収可能
         失敗する ⇒ 金利を受け取る、元本は「融資対象からでなくても可能な限り回収する」

投資と異なり、融資の場合には、「成功しても利息しかもらわない代わりに、失敗したら利息以外に元本を回収するために、
融資対象物でないものからでも回収する」ことができます

有担保の借入で、不動産を中心に抵当権をつけるのは、この表れです。
もし貸金を返済してくれない場合は、抵当権をつけた不動産を競売という形で売却し、お金は回収することができるからです。
「銀行にとっては、貸したお金の回収を追及する限り、何かあった時に回収できる拠り所(=売却可能な資産)はあればあるほどよいという、つまり安全性を重視するということであります。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるのか等のご質問については、お気軽に当事務所まで、お問い合わせください。ご相談させていただきます。

経営支援で実績のある大阪の吉永公認会計士・税理士事務所まで

貴社に適した資金調達の方法のご支援は当事務所にお任せください