株式上場を目指しての上場審査の一環として、証券会社審査部が会社に赴いてヒアリングを2日間程度行います。
審査部は提出された上場審査書類を閲覧し、質問書を作成し回答書を入手します。
ヒアリングの目的は、
①質問回答書の内容をチェックして、不明な点及び新たな疑問点について、再質問によって、より明確にすること
②ヒアリングにおける会社側回答書の対応状況により、管理者の回答レベル及び管理能力を判断すること
③各部門の回答内容及び説明に首尾一貫性があるかチェックすること
であります。
審査を受ける会社は、ヒアリング前の審査部からの質問に対する回答書が的確に作成されていることが、何よりも重要であります。
そのためには、下記のことに留意する必要があります。
①相手の質問内容をよく理解して、その主旨に合致した回答内容であること
②回答の首尾一貫性及び論理性
③文章は簡潔で誤字、脱字がないこと
④回答内容は抽象的ではなく、かつできるだけ数字を使って説明すること
⑤箇条書きが好ましい
⑥回答内容の事前チェックはできるだけ多くの多人数で行うこと
⑦質問の中に会社の対策を説明する事例がある場合、ゼロ回答ではなくセカンドベスト（事前の対策）の回答が必ずあること
皆様いかがでしょうか。当事務所はベンチャーキャピタル出身の公認会計士・税理士であります。
株式上場に関する経験が豊富であります。
疑問点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
