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税務調査のポイント・・数字は2つの顔がある

2012年2月3日

一般的な税務調査官は、「数字に2つの顔がある」と考えています。
そのため、不正解明にも2つの顔があります。

その1つは、P/L面からの調査であり、もう1つは、B/S面からの調査です。
不正所得の形態も、「P/Lは変わらないが、B/Sは変化する。」という言い方もされていました。

例えば、売上除外を想定してみると、売上除外という事実は変わりませんが、その相手科目は、簿外現金→簿外預貯金→架空借入金等の導入→簿外役員賞与(銀行借入金の返済、個人的に費消)等々、時間の経過とともに変化することを言っています。

監査のポイントはいろいろありますが、目に見える項目を確実にチェックすることです。
特に、架空原価等の計上、架空負債の発生、架空負債の削減、架空資産の流出の不正取引は、関係書類が揃えられ、会計帳簿を通過しています。
これらの関係書類は、一見取引や現金取引が多く、調査官が見れば一目瞭然の場合が多いからであります。
特に法人等の勘定科目内訳書は調査の選定材料となります。

内訳書の取引先別に前3年間程度の推移表を作成して、不審な取引がないか事前に確かめておくのが望まれます。

皆様、いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるのか等のご質問については、お気軽に当事務所まで、お問い合わせください。ご相談させていただきます。

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