よく、中小企業で原価管理に役立つ原価計算をされていますかと尋ねますと、やっていますと、応えられることが多々あります。
ところが、実際はほとんどの場合、そうではありません。
営業のために、粗利益を見積もるための、見積もりによる原価計算であったり、あるべき予定原価を材料等の種類ごとに定めて、予定使用材料毎に集計して製品予定原価を算定するもにであったりすることが多いです。
これでは、コスト低減に役立つ原価管理、原価計算とはいえません。
まず、実際の財務会計上の数値(会計データ)と、常時、結びついていなければいけません。そうじゃないと、上記で算定した原価が、真実の原価といえるのだろうか?
さらに、真実の原価でないと、どこをどのようにすれば、コスト低減できるのか、把握することができません。
それゆえ、あるべき、目標とすべき原価を定め、これに基づく原価計算を行ったうえで、財務会計上の数値、実際の原価と対比できるようにする、財務会計上の数値と整合させる必要があります。
実際の原価が財務会計上の数値であります。実際数値とあるべき原価対比することにより、どこをコスト低減すればいいか見えてきます。
一般的な税理士は、原価計算が税理士の試験科目ではないため、どのようにすればよいか、わからない場合が多いでしょう。
皆様いかがですか。厳しい企業間競争に耐えるには、実際原価を正確に把握して、目標原価と対比し、どのようになっているかという原価管理・原価計算が必要不可欠であります。
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