中小企業の多くは、銀行からの借入れに際して、資金繰り表を作成するものと思っているケースが少なくありません。経営者の頭の中にだいたいの資金繰り表ができていて、手帳にメモ程度のことが記載されている場合、いざ、資金繰り表の様式をみると作成できないケースが多々あります。
銀行が資金繰り表を求めるのは、借入資金が何つかわれ、本当に返済できるのか見るためであります。返済でいなければ、担保があっても融資は実行されません。経営にとって、キャッシュフローは企業経営にとっての生命線です。資金繰り表が、銀行からの借入れに際して、必要となるのは、当然ですが、単に銀行借り入れのためだけではなく、少なくても６ヶ月先までの資金繰り表を作成し、いつ資金繰りがタイトになるのか、いつ借り入れを行わなければならないのかなどの状況を早い目に把握し、先手先手の経営を行うために必要であります。金融機関にとっても、早い目に、話があれば、対応しやすく、資金管理ができているという心証を与えることができ、融資の交渉にあたり有利となります。
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