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新興国投資、進出のリスク 経営計画策定の際の外部環境

2010年11月5日

先進国では、デフレ懸念が強く金融緩和の方向にあります。一方、新興国では、景気は堅調で相対的にインフレ率が高く、金利も高水準であります。その結果、新興国へ資金が流れ、新興国の通貨や株式市場は堅調に推移しています。今後も、金利差および景況感差を利用して、新興国への投資が続きやすいでしょう。

新興国投資へのリスクもあります。①先進国の金融緩和で景気が回復すると、市場錦里上昇し、新興国hの資金流入あ先細ります。②逆に、先進国の景気が失速したり、リーマンショックのようなことが起こりますと、投資家がリスク回避となり、新興国から資金をひきあげる可能性があります。③過剰投資によって、不動産価格等が高騰し、警戒感強めた金融当局が、規制、課税、金融引締を強化し、市場反転のきっかけになる可能性もあります。④投資資金が商品市場に流れて、商品価格が急騰すると、新興国でインフレ懸念、警戒感が高まりやすくなります。

新興国は、経常収支が黒字で、外貨準備も多い国が多いため、蒸気のリスクが、すぐに顕在化する公算は高くないでしょうが、新興国一辺倒で、経営計画策定するには、リスクが高いと考えてもよいのではないでしょうか

上記のことは、起業家や経営者にとって避けることのできない状況です。これを経営計画(経営戦略)策定の際の外部環境として認識する必要があります。疑問点等ございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。

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戦略的な意味のある中期経営計画策定