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売掛債権の経営分析 意義、経営指標

2010年10月7日

売掛債権回転率は、「売上債権回転率」とも呼ばれ、会社の売掛債権の回収がどの程度効率的に行われているかを示す比率をいい、会計年度期間中の売上高を売掛債権で割ったものをいう。これは、売掛債権が一定期間内に何度回転しているか、すなわち売掛債権が平均して何度支払われているかを表すものでもあります。売上債権回転率=売上高÷売掛債権(受取手形、売掛金)合計〔(前期末残高+当期末残高)÷2〕 この売上債権回転率は回数で表します。売上高を一定とした場合、売上債権回転率が高いほど、売掛債権が少ないことを意味し、効率よ現金化されているといえます。

売上債権の回転率が同業他社に比べて極端に小さい、過去の趨勢に照らして小さくなってきている場合、売上高の粉飾の疑い、不良債権の発生、値引きや返品等トラブルの疑いが生じてきます。銀行等の金融機関はこのようなことが起こると新規融資等に対して警戒します、小さくなった理由が合理的であることが判明すれば、金融機関も理解を示します。(売掛金の回収条件変更等)

また、取引先の状況を分析するにも有効であり、取引先の与信枠の設定にも活かすことができます。

自社に適切な売掛債権回転率を把握し、これが維持されているかチェックするとともに、大きく変化した場合は原因を解明してください。具体的に分析をどのようにして行うか、あるいは分析結果をどのように考えればよいのか等の疑問点がございましたら、当事務所までお気軽におこえがけください。

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