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中小企業(上場の場合除く)の事業承継における自己株式(金庫株)の活用

2010年9月20日

会社が自ら発行する株式を、株主から取得することを自己株式の取得といい、取得した自己株式は金庫株と言われています。金庫株は、株士購入資金の負担を会社で行うものであり、中小企業においては、スムーズな次世代に事業を承継する一つの方法であります。自己株式取得は、オーナー以外の株主から行います。そうすることにより、オーナーの株式所有比率が高まり、経営兼も強固なものになり、次世代への事業承継がスムーズになります。

オーナーのメリットは、実質的株式所有比率の上昇、会社のメリットは、配当負担の減少、ROE(自己資本利益率)の改善、株主の整理、オーナー以外の株主のメリットは、非上場会社においても、株式の換金が可能になります。

ただし、自己株式の取得には、会社の財源規制があります。資産内容が悪ければ、自己株式の所得できませんので、財務内容をくすることも大切であります。具体的には、剰余金配当可能額の範囲内になります。有限会社(特例有限会社)も、自己株式取得の適用を受けることなり、同様に自己株式の取得ができます。

皆様、いかがですか、財源、会社の資金にも影響を与える事項なので、中期的な観点から、ある程度の時間をかけて進める必要があります。急にあわてて行うことは、様々な要因でできないこともありますので、ご注意ください。また、具体的にどのように行うのか疑問点についても、お気軽に、お問い合わせください。

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