決算書と資金がどのように関係しているのか、「損益計算書(以下P/L)とキャッシュフロー計算書(以下C/F)」及び「貸借対照表(以下B/S)とC/F」について記載します。
【P/L とC/F の関係】 P/L とC/F の違いは、商品を売った時点で集計するか、売った商品のお金が入ってきた時点で集計するかの違いです。 掛で売上=1,000 現金での売上=5,000 合計売上=6,000 の場合 ★ P/L 商品の売上6,000 P/L=発生主義 材料代2,000 従業員への給料2,500 利益1,500 となります。 ★ C/F 現金収入5,000 C/F=現金主義 現金支出4,500 キャッシュフロー500
【B/S とC/F の関係】 B/S とC/F の違いは、現在の会社の財布を見るか、1 年間の現金の出入りをみるかの違いです。 ★ 09年3月のB/S 現金預金50 材料在庫50 機械600 資産合計700 借入400 資本金300 負債・資本(純資産)合計700 ★ C/F 現金収入5,000 C/F=現金主義 現金支出4,500 キャッシュフロー500 ★10年3月のB/S 現金預金550(前期50+当期キャッシュフロー500) 材料在庫50 売掛金1,000(売上6,000ー現金収入5,000) 機械600 資産合計 2,200 借入金400 資本金300 利益1,500 (損益計算書の利益1,500) 負債・資本(純資産)合計2,200 ★P/L上、売上6,000を計上し、利益が1,500発生しましたが、C/F上は5,000の入金があり、1,000は売掛金となりました。この売掛金があまり多いと、会社が持つ現金が少なくなり、材料代が支払できず、倒産する事もあります。
皆様いかがですか。決算書と資金の関係をどのようにみればいのか記載しました。この関係が把握できないと、黒字でも資金的に苦しい場合、原因がわからずに、対策を検討できなくなるkさもしれません。疑問点等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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