吉永公認会計士・税理士事務所
大阪市北区豊崎3-20-9 三栄ビル8階801A号室

今日のワンポイント
One Point

HOME > 今日のワンポイント > 税務調査・・・建設業において利益率の低い工事物件は狙われる


トピックス


トピックス

税務調査・・・建設業において利益率の低い工事物件は狙われる

2017年8月17日

税務調査は、業種ごとに特性あります。
建設業においては、工事物件の利益率が異常に低い物件に注目されます。
建設業における税金のがれの手法のひとつは、「未成工事支出金」となるべきものが、「完成工事原価」として、損金に計上されているからです。

税務調査官は、利益率が低い工事物件について、主に発生した原価を時系列に並べてみます。
例えば、基礎工事終わっているのに、かなりの時間がたってから、また、基礎工事があると、不自然ということになります。
作業内容が重複しているのではないか、一般的ではないとの疑念がでてきます。
請求書みると、当該工事物件あての請求書になっていたとしても、税務調査官は反面調査の権限があり、相手先にでて調査することもあります。相手先にいって、その基礎工事がどこの現場に納められか調査し、当該工事物件とは別の現場であることを判明させることもあります。
相手に請求書改ざんさせても、反面調査ですぐばれることもあります。
相手方との通謀による偽装の請求書改ざんさせる等の行為は、仮装隠蔽行為と判断され重加算税が課せられることもありますので、ご留意ください。

つまり、余分な原価を計上し、付け替えていたものです。

皆様いかがでしょうか。疑問点、具体的にどのようになるか等の御質問については、お気軽に当事務所までお問い合わせください。