中小企業にとって、資金調達をどのように行おうかという問題がよくあります。一般的には、銀行からの借入金を検討されます。借入以外にも資金調達の方法はあります。今日はその１つとして、なじみがないかもしれませんが、グリーンシート市場を活用した、増資による資金調達の方法があることをご紹介させていただきます。
グリーンシート市場の目的は、成長性のある中小企業等に増資等の直接金融での資金調達する機会を提供します。グリーンシート市場を取り扱う証券会社（多くはありません。数社程度です）が未上場の会社が行う公募増資（新たに発行する株式を一般投資家に引き受けてもらい資金調達）等の取り扱いを行うことで、会社単独で行うより、広く一般の投資家から資金を集めることが可能となります。証券会社が間にはいるため、一般の投資家にとって安心感があり、資金調達しやすくなります。ここで、大事なことは、会社の現状の置かれている状況のこと以上に、将来成長していくのか、成長することにより、投資した以上の価値を将来的に与えることができるかということであります。投資家も貸付金ではないことから、将来価値がどうなるのか気にします。それゆえ、調達した資金を活用して、どのように成長していくのかの経営計画が重要であることはいうまでもありません。
また、グリーンシート市場は、株式上場と異なり、敷居が高いものでもありません、資本金１千万円、当期利益がほとんどない会社にも、門戸は開かれています。実際にこのような会社でもグリーンシート市場で資金調達に成功したケースもあります。手順、長所と短所等は、追々記載していきます。
皆様、いかがですか、当事務所は中小企業の資金調達は、借入以外でも、貴社のおかれた状況に配慮しなが、オーダーメイドでご支援させていただきます。資金調達の方法でお悩みの方は、当事務所まで、遠慮なくお問い合わせいただければ幸いです。
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