決算書の作成する際のチェックポイントです。先週から3回の予定で記載しました、本日は3日目の最終回です。皆様、お付き合いください。貸し倒れ引当金関係と、その他(いままで述べていなかった項目全般)について記載します。
貸倒引当金関係①個別評価行う場合、特定の事由があるか②個別評価する金銭債権の取立不能見込額の算定は妥当であるか(税務上は、担保物以外に回収可能でないことが明らかか、担保物処分の日時を要するか)③個別評価事由が生じていることを称する書類等の保存はあるか④法定繰入率を選択する場合、債務者に対する買掛金、借入金等実質的に債権と認められない金額を把握しているか⑤損金経理しているか⑥毎期洗い替えの処理がなされているか
その他①貯蔵品となるものが、損金経理されていないか②出張旅費について、報告書等により出張の事実の疎明できるか③賃借料等、前払費用として処理すべき支出はないか④債務免除による貸倒について、公正証書、内容証明郵便等により貸倒の事実を疎明できるか⑤関係者間の金銭消費賃借について、適正な利率による利息のの収受はあるか⑥棚卸資産について評価損を計上できる事実はあるか。その疎明は可能であるか、単に実地棚卸高に計上しないとする処理をしていないか
皆様いかがですか。決算はチェックしながら慎重に行う必要があります。決算のチェックせず、誤りに気付かず行うと大変なことになります。疑問点等ございましたら、遠慮なく当事務所まで、お問い合わせいただければ幸いです。
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